ドルフィンスクエアを中心にした、小さな都市
岡山一番街はドルフィンスクエア=イルカ広場とネーミングされた広場を中心に、通路にはそれぞれ1st Avenue、2nd Avenue、3rd Avenue、4th Avenueと名前がつけられています。
それぞれのアヴェニューと交差する通路には、Green Street、Blue Streetなどとネーミング。ここでは通路も“通り”であって単なる地下街というより、コンセプトは小さな都市なのです。
ヨーロッパやアメリカの街はどこもスクエア、プラザ、サーカス、ピアッツァ、プラッツなど各国語でいう広場を中心として形成されてきました。広場はひとびとが憩う場であり、フェスタ=お祭りが開かれる場であり、市民の共有空間。つまりは欧米都市文化の象徴なのです。
アヴェニュー=大通りもストリート=通りも、すべて広場を中心にして伸びていきます。岡山一番街のイルカ広場も、その発想から生まれました。岡山の玄関口に位置し、つねにタイムコンシャスな情報発信基地としての提案をすべく、イベントスペースとしてもイルカ広場を活用し、お客さまに楽しんでもらうと同時に“地下”というかぎられた空間の有効利用を図っているのです。
地域情報の交流プラザとして、レンタルスペースの機能ももっています。岡山一番街に漂う風情は懐かしさではなく、欧米都市の匂いなのです。